ミニボートの怖さ
ダイヤル118
今朝の海況は波0.5m、風、2~3mと言った所。
夜明けを目指して港に到着し、一時間かけて出港準備。
夜明けとともに一路ケンサキのポイントに進みます。
最近の渋い釣果の通り、なかなかアタリが出ません。
やっと釣れたと思ったら
悩む時間もいらないほどのミニサイズ。
一時間して、割とまともなサイズが釣れますが、相変わらずの時速1匹。
軽い追い風に乗りながら、次のポイントに到着し船を風に向けようと左にかじを切ったその時
ドカ!
と同船者のOちゃんが右舷に寄りかかるようにずっこけます。
あっと言う間もなく、大量の海水がボート内に侵入し、ボートは転覆。
二人は大海原に投げ出されました。
私の携帯は、朝の首紐切れトラブルで道具箱に入れていたため、海底に沈んだ模様。
幸いにもOちゃんの携帯が生きていたので、速攻で118に救助依頼。
保安庁の話では、救急車もヘリコプターも要請しているとの事で、事の重大さに気づかされました。
ボートが沈みはしないかと心配しながら、しがみつく事45分。
保安庁から要請を受けた2隻の漁船が救助に来てくれました。
私は漁業組合長の船に引き上げてもらい、出港地に車を取りに行き、ボート引き上げ地に向かいました。
沖で保安庁の巡視船によって復元されたボートを漁船で引いて来てもらい上陸させます。
その後、1時間に及ぶ事情聴取を受け、解放されました。
やっと終わったと思ったら、Uーターンして来て一言。
「業務上過失〇〇罪」に問われる可能性があるので、後日出頭要請がある由。
これに問われると、最低でも30万の罰金らしい。
人の命にかかわる事故を起こしたんで、これも致し方ないですね。
今回の事故を振り返ってみると
・速度を落とし切らずに惰性で旋回した。
・追い波を切る形で旋回し、波にボートが乗った為、ボートが大きく右に傾いた。
・クーラーボックスを進行方向に縦に置いており、持ち手が無い同船者は左右に転倒しやすかった。
が大きな要因だと思います。
ミニボートで釣りを楽しまれている皆さん。
この悪しき前例を他人事と思わず、自分の操船を振り返ってみて頂けたらと思います。